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冬ドラマ 終わりましたねぇ [映画 ]

『アンナチュラル』は怒涛の最終回。
そして中堂系に 非業の死を遂げた恋人の父親から
「あなたはもっと生きて下さい」と
深々と一礼されるところで UDI存続の流れへと至る。
感情教育として正しいなぁ。
そして続篇乃至シリーズ化の要望が多いのも頷ける。
法医学ミステリーだから
脚本の野木さんは大変でしょう。
ところで『地味で凄い校閲ガール』は野木さんの
脚本じゃなかったですね。tVerでチラッと観ましたが 
石原さとみさん やはり コウエツ役 はまりでした。
しかも結構ミステリーになる。といって怖いミステリーではなく
知的な謎解きが出来るところは 原作の頭のいいところです。


『anone』は 亜乃音さんのドラマでした。
広瀬すずさんのファンはちょっと離れてしまいました。
彼女は狂言回し 『カラマーゾフの兄弟』の
三男アリーショワのような役回りでした。
田中裕子さん演じる亜乃音の自己犠牲が 多くの人から共感よりも 
今時の世間にかけ離れた存在としてか映らず 
それが原因で視聴率を下げたりしていたのなら 
今時の世間が かなり絶望的な世界であり
そこで棲息しなくてはならない我々は お互いにお生憎と
言い合うしかないです。
視聴率の低さが当てにならない上出来でしたが 
まぁ 贋札は不発に終わり
贋の家族は存続するのですから 
とかくこの世は棲みづらいと嘯きながら
流れ星に喜ぶ贋家族へ 祈りを込めましょう。
それにしても 広瀬すずさんも彦星君も 前髪長すぎる。
目の芝居を禁じる演出だとしたら やりすぎだなぁ。 
小林聡美さんと阿部サダヲさんの中年カップルによる
純愛劇が面白かった。この二人ならではの良い味が出てました。
ついでに 火野正平さんと田中裕子さんのカップルも誕生するかと
思っていたが 自ら罪を認めた亜乃音さんと弁護士が懇ろとなる訳にもいかず
『カルテット』ほど 坂元脚本が 冴えわたる展開とは 言えないかもしれない。
瑛太さんのリプレーもサイコパスに徹して逃げ切れなかったし。
そもそも テレビ局として贋札が成功して 
瑛太さんの中世古が逃げ切る結末を描くわけには いかなかったのかもしれません。
そして贋札で儲けたカネで
仮想通貨の胴元になって更に悪魔の高笑いなんて結末は 無理ですよね。
映画だとそういう結末は アリなんですけどね。

おまけ ☆ 『逃げ恥』♪♪
 ツタヤでやっと借りられた『逃げ恥』を一話観直しましたが
クククク やっぱガッキーは森山みくりが一番可愛いなぁ
これは不滅だ。前年に『掟上今日子』でクールビューティを
銀髪ウィッグと黒縁眼鏡で美貌を隠しても 尚 発揮していますが
今夜観た回では 両親宅に逃げ帰って妄想みくり情熱大陸出演者
「ニート女子」で敷きっぱなし布団の上でゲームし 
ごろんと横になって片手で頭を支えて インタビューに応える図。
小さなテーブルにカップ麺山積み 食べ残し放置という腐女子ぶり。
髪も寝癖し放題なんつー姿すら きっちり新垣結衣さんは 演じ分ける。
バスガール姿の妄想ミニみくりも チャーミング。
そして ラストのダンスは そこだけ繰り返し観ていたくなる。
ここまで完成度高かったのかと つくづく思い知りました。


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掟上今日子 観ました。 [映画 ]

遅まき過ぎるのですが 漸く。

シネマ研究会の先輩、黒羽さんによれば
掟上今日子のガッキーは 
リーガルハイの黛真知子以来
逃げ恥のみくりへと続く彼女の
女優と言う職業へのハードボイルドな姿勢に
感動せざるを得ない ということでしたので
観たかったのですが 如何せんツタヤで借りるのに
大層時間が掛かりました。
黒羽先輩の仰せの通り 掟上今日子は 
日テレが制作したとは思えない程 
野木亜希子さんの脚本がしっかりしていて
しかも原作の設定した『忘却探偵』が
この地上時空に生きる儚さ、身を斬るようなせつなさへ
容易に観る者を連れて行く頭の良さで 感動的でした。
逃げ恥の無理な設定をスクリューボールコメディとして
逆手に取る辺りも 私は プロの仕事として大いに
敬意を払って止まないのですけれど。

 忘却探偵の儚さに懲りずについていく隠館厄介くんを
演じた岡田将生さんが 素晴らしかったとも言えます。
掟上今日子なる女性が 如何なる恐怖を体験して
脳機能を混乱させ 一夜にして白髪になったかは
今のところ永遠の謎ですが 明日になれば今日のことは
すっかり忘れてしまう彼女の脳内で繰り返される
地下道疾走の映像が 繰り返され 続篇の匂いをさせて
今年辺り・・・・来るんじゃないのかなと思います。
それにしても岡田将生さんという俳優さんは
リーガルハイの時も素晴らしかったけれど
この作品にいおて 彼が厄介を演じなければ
果たして今日子の儚さを此処まで観る者に感じさせることは
無かったでしょう。
しかも十頭身だし声の質も役者として武器になる美男俳優です。
新垣結衣さんと並んでいて ハリウッド的なフォトジェニーを
幾らでもショットとして成立させることが可能でした。

そして新垣結衣さんの長台詞こなしはリーガルハイ以来続いています。
これは 彼女の意図した事ではありますまい。
事大主義な言質になってしまいますが 彼女にそうさせているのは
ハワードホークスという未来からやって来たと
言わざるを得ない存在、戦前から 映画の可能性を開発してしまう
不可思議な存在、つまるところ映画の神の為し技ではあるまいか と。

ホークスは『ヒズガールフライデー』という速射砲の如く
台詞が飛び交い台詞同士が重なり合ってしまうコメディ映画を
1940年代、トーキー創生期に制作監督しています。
誰もが長台詞などタブーだと思っていた時代にハリウッドで
ホークスはそんな常識を蹴散らし興行的に
大きな成功を収めています。
そんなホークス的な何物かに新垣結衣さんは
期せずして 愛されているらしい。
又 ホークスの影響を最も強く受けているゴダールが
ホークス的な映画として作った映画の主演をした
アンナ・カリーナにガッキーは外貌的にも似ていると
私は思い込んでるのです。
私が若い時は 夏目雅子さんがアンナ・カリーナ的存在だったけど。

さて、余談になりますが
私も『繭の時間』という小説の中で
主人公の女性が 今日子さんの如く
脳機能にまで異変を来すことなくとも
一夜にして白髪になる恐怖体験をしたことで
探偵・・・ではなく、ストリッパーになる女性の話があります。
95年ぐらいに書いたものです。
その小説では
年下の男に繭の時間を提供することで
自分の恐怖を乗り越えることを 
主人公が知っていたのか、予定調和でしかないのかを 
あえて宙ブラリンにして書いてみたけど
この掟上今日子という推理小説も
宙ぶらりんという余韻の中に 読者が創る物語を
意図的に残しているのかもしれませんね。
更にその宙ぶらりん状態、判断停止エポーケーを
読者や視聴者に仕掛けていました。
劇中に登場する推理小説の大家が
自分の人生において 17歳で早逝した恋人を
シリーズ物でない単独作品に脇役で登場させ
この推理作家は生涯独身を通し、
自分の小説作品の中で添い遂げるように
そっと描くというロマンチックなサブストーリィ。
こういう仕掛けに思わずホロリとするのは 
私も老いたのだなと実感いたしました。

★ 暫し 一時的に隠しておいた 栗庵流人(短篇『灰色の肌をした異星人』)などを   復元しておきました ★
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この冬も坂元脚本ドラマですね [映画 ]

去年は『逃げ恥』の猛烈なガッキー旋風の後
直後の『カルテット』という素晴らしい
想定外のドラマ盛り上がりでした。
この冬は さて どうかしら
そう思っていましたが いやはや
日テレですら 坂元裕二さんの脚本だと
フィルムタッチで 暗部の多い画作り
風力発電の終末的な有り様
お金を巡る発狂を こういう風に仕上げるかと
呆然としながら ヴェンダースだな
と 勝手に想いながら感心している。
ヴェンダースの『パリテキサス』と
『アメリカの友人』がセットになって蘇えってくる。
そして 贋札づくりだ。リプレーは坂元さんが
瑛太さんで完璧にやる気だ。
で 宮藤官九郎さんの盟友、大人計画の
阿部サダヲさんが いいのだ。
スタイリストへの水田監督の指示、ディレクション
素晴らしい!ダッフルコオト着て
人質になるなんてセンスいい。音楽もヴェンダースだし。

 イイ脚本だと 画作りに困らないのは
昔から定石だ。 

このクソッタレな世界を
愛おしい光景、つまりショットにして魅せる
技術というのは 感情教育を目的とする
映画やドラマにおける 職務みたいなものです。
その職務全うの気高さを感じ
私は 敬意を表してやまないのであります。
このドラマに参加したスタッフキャストの方々
よかったね。おめでとう。こんな職業上の幸福は
そう滅多にはないはずだから坂元大先生に感謝してね♪

 『anone』は a none だとしら どう翻訳しますか?
私の貧しい英語力では わからない。

 奈々緒さんがちょっと観たいので『BG』を観たけど
破滅的な脚本で もういい。
木村拓哉さんは
お医者さんと衣装が変わっただけね。
まぁ 高倉健さんと自分は同じと肚を据えたほうが 
いっそ潔い。頑張れ と呟いておこう。

おそらくシナリオライターの力量の問題もあるけれど 
シナリオコントロールできる優秀なプロデューサーが不在であり、
監督もそんな権限を委ねられていない状況が判る。

 競合分析をし ターゲット設定をある程度調査し裏をとり、
ターゲットを完璧に描写把握して
尚且つ 現在のトレンドの何とマッチングすべきかを
明確に説明できる文章を書けるか 言葉にできる人、
その上でキムタク起用を成功させる戦略を明示できる存在
それがプロデューサーであり
広告業界で言えばクリエィティブディレクタ-である。
ラグビーで言えばスタンドオフだ。
そういう人がいない現場だというのが 明らかに判る。
日テレは 坂元大先生にマルナゲドンにして大正解だった。
下手に日テレの局プロなんか入った日にゃ・・・・。

 『アンナチュラル』は野木さんオリジナルかな?
第三話は 異常に面白かった。斉藤洋介さんが
余りにも老けていたので 驚いたけど。

「カビの生えた古い解剖技術でした実績と
 俺の最新技術でしている実績を量で比べるなんて
 おまえ いい加減すぎる。日本の検察官なんて
 そんな詭弁を弄ぶのが仕事か」
みたいな 滅法小股の切れ上がった台詞が
井浦新さんでやってました。石原さとみさんじゃない。
ただ どうしてこう複雑さを絡ませ捲るのだろうか?
このドラマの登場人物も
どいつもこいつも劇的背景を背負ってやがる。
私も小説やシナリオを書く時 ホリという登場人物の
詳細なノオトを事前に用意します。特に長めのを書く時は。
だけどそれは概ね自分で映画にし 監督する時
役者さんに読ませる為でもあります。
が しかし
やはり其々の登場人物があたかも憑依しやすくするための
大切な仕込みです。だけど ありとあらゆる登場人物の
ホリを活かそうとするとそれは一つのストーリィだけでは
無理ですよね。或る主題、テーマに全ての物語が
最終的に収束されていくのなら分るけれど。

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この冬のドラマについて 平成30年 [映画 ]

勿論 Tverで視聴可能な範囲ですけどね。

肝心のドラマのTBSはこのクール外部の制作会社作品ばかり。
私の期待する金子さんも土井さんも坪井さんも春からの
作品に没頭されているらしい。

それでも『逃げ恥』の野木さん脚本の
『アンナチュラル』は 観ていくでしょう。
初回からぶっこみすぎですが 面白い。
しかし。 石原さとみさん だったかね?
以前面白くなかったけれど他局で
武井咲さんが法医学ドラマの主役をしていた時
彼女のクールビューティには ピッタリだった。
石原さんと野木さんのコンビで『重版出来』は
かなり調子がよかったし 役柄と石原さんの外貌が
フィットしていた。 法医学の若き女医さんってのは
相当なクールさ、鉄仮面ぶりが必要になる。
だから石原さんは一所懸命に仏頂面を拵えるのだが
う~んタラコ唇が・・・・気になって仕方ない。
かわいい おきゃんなタイプだからね。この女優さんは。
『坂の上の雲』の真之夫人もいつも深刻な表情していて
石原さとみさん向きではなかった。
早見あかりさんが そろそろこういうドラマで抜擢されると
いいんだけどねぇ~ と個人的には思う。
クールビュティーなら新垣結衣さんなのだが
『逃げ恥』のスクリューボールコメディで魅せた
のに 『コードブルー』に出て 法医学…は無いですね。
しかも映画版撮影してたし。
なんで『逃げ恥』の映画版創らなかったのか不思議ですな。
まぁ それはそれとして。

日テレのドラマには期待していないのだけれど
『anone』が ちょっといい感じ。いや これは
『カルテット』の坂元裕二さんの脚本だから二度観するはず。
an one 或る一人で 集約されていくだろうと
最初から思い込みで眺めている。そして誰もが一人だという。
だが 二回を観ると あのねさんという役柄は 
田中裕子さんだった。おうぅおう やっぱ田中裕子はすげぇえや。
しかも阿部サダヲさん あんぱんじゃなくて小林聡美さん 
ええぇえ火野正平さんまで出てる。はぁ瑛太さんもね。
初回から倍賞美津子さんも出てたし。
憶測でしかないが おそらく 日テレはTBSが 
金子土井坪井トリオを
この冬クール温存するのを知ってここぞと勝負に出たらしい。
因みに制作会社はワークスだけど 
水田伸生さんというディレクターは
日テレかな? まぁ坂元脚本だから『カルテット』の画質や
陰翳礼讃のライティングを選択することはありうるが
ロケ場所選択など かなり 巧い監督ですね。
ただね 上記TBSトリオ 特に坪井作品と比べると
編集の流れとリズムに合わないアングルがちょいと目立つ。
ここから狙うとカッコいいから じゃ 素人だ。
そんなのはCМディレクターふぜいがやることだ。
映画やドラマは繋がり具合だ。シーンとしてのコンセプト 
シークエンスとしてのコンセプトを
計算してアングルは選択されるべきだけど ね。
もっと上級になるとドラマ全体のタクティクス戦略にまで
貫かれるわけだが そんなこたぁ 小津とか溝口とかゴダールしか
達成できちゃいないから 求めやしやせんぜ。

ラーメン林家の店主?が始終ヘラヘラしていたのは
演出だろうか?あの役者さんがあーしたのだろうか?
どっさりモヤシラーメンなんぞ食わせる店らしい
想定外のリアリズムに出くわして感動してしまった。
もやしなんぞどっさり臆面もなくラーメンにのっけるような
ラーメン屋はあれでなくてはいけない。

しかし 広瀬すずさんの前髪が長すぎるのが 私は嫌いだ。

それはそれとして 三島由紀夫さんの『豊饒の海』を
最後の天人五衰まで読んだ後の an one の寂寞ぶりを
坂元裕二さんはおやりなるおつもりだろう と買い被る。
御視聴あそばす方々よ ご覚悟はよろしいか?

※ジャニタレ主演の弁護士ドラマは 初回観てしまいましたが
 駄目ですね。長塚さんが出たら直ぐ犯人判るしトリックも
 あの『trick』の蒔田さん監修とは思えないほど直ぐ分る始末。
 ごめん 松潤の顔って気味悪いんだ。人形みたいで。
 なんか腹話術の人形を四谷シモン先生が作ってしまいましたみたいな 
 怖さがある。イタダキマングースで笑ってる場合じゃない。

※ 『越路風吹物語』これは観ます。越路さんですから。
   越路さんと岩谷時子さんの物語だけでも面白い。
  ただ 問題は なんでドラマのテーマ曲を越路さんを
  演じる女優さんの声、歌唱でやるのか?
  越路さんの歌唱でやりゃあーいいじゃねーか と。

以上 妄言多謝。
スンマソンスンマソンララスンマソン♪
フニクラフニクラーララスンマソン♪

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どーせアタシなんか ば、ばかよ [映画 ]

監獄の御姫様』が終了致しました。
最後の2回は二度観しても 足りないくらいでしたね。
「もう三か月もクリスマスイブみたいな気がすらぁ」という
吾郎の台詞が象徴するように この激しい回想ジグザグ構成は
果たして よかったのでありましょうか?

さて以下は 私の妄想であり推測であります。
このミステリードラマ成立を推理してみました。

まず リプレー・吾郎と名付けたくなるような主人公は
当初 『カルテット』で宮藤さんと共演した高橋一生さんだったはず。
高橋一生さんで パトリシア・ハイスミスの『太陽がいっぱい』や
『アメリカの友人』をやってみたい・・・官九郎さんは
きっとそう思ったに違いない。しかし 高橋さんは生憎
瀕死のフジテレビから早々にオファーがかかり そうはいかなかった。
じゃあ 塚本高史君でいいや。しかしクドカンさんの脳内では
どうしても高橋一生のリプレーが躍動してしまう。
つかもっちゃんでいいんだ!そう繰り返し言い聞かせていると
高橋リプレーを追い詰める刑事役に塚本君にと 性懲りもなく想う。
しかも塚本君だ 女装趣味の刑事役がいいはずだ と
『マンハッタンラブストーリー』の再現を目論む始末。
伊勢谷裕介さんは 良い役者だ。 それは認める。
しかしリプレーを演じるには育ちの良さが滲み出てしまうのだ。
『太陽がいっぱい』のアランドロンの滲み出る育ちの悪さ。
あれは 高橋一生にしかできない・・・・TBSのプロデューサーにねじ込むこと
数えきれなかっただろう。時にはフジテレビに手を廻し
タカハシを寄こせ!そうしたら月9書いてやるという文書を
何度郵便ポストに投函しそうになったことだろう。

しかし リプレー吾郎は育ちの良さが滲み出てしまう伊勢谷さん?!
こいつを いや この御坊ちゃま君を なんとか下衆にせなならん。

江戸川乳業をリストラされた社員の子供で 嘗てはチビ社長役を演じて
一世を風靡した子役時代・・・・
うぅぅぅ未だ高橋一生が抜けてないぞ俺・・・。
と宮藤は呟く。でもいいんだ。そこから這い上がり 世間知らずの
社長の娘をたぶらかす
イヒヒヒヒ ミステリーって下衆だなぁほんと。
いかん 下衆が高貴に振る舞わなくては 視聴者は認めないぞ
いや世間のパンピーなんぞどうでもいい。
向田邦子賞の審査員たちが認めやしない。
そこで 邪魔になった元恋人を殺す時
あの一人の英雄のために百万人の犠牲者が無駄死にしても
その英雄を英雄たらしめるには 何のためらいもないのだ
そう 神にとっては みたいな台詞。
ヒットラーとかナポレオンがいいそうだね。
でもリプレーは 言わないぞ そんなこと。

 昨日 ママンが死んだ。太陽がまぶしかったから
それは 噺が違うだろ! カミュじゃねーか 
大山金太郎じゃねーぞ。つかこうへいが 
ネッカイサツジンジケンでその手使ったろ。
・・・・でも向田邦子賞の審査員なら納得するかもしれない。

 高橋一生リプレーをどうにか頭の中から外したクドカンだったが

でさ 誰がリプレー吾郎を追い詰めるんだっけ?
女装趣味の刑事塚本?え なんで女装趣味だといいんだっけ?
脳内回路が一度崩壊している名優でもある宮藤官九郎は
何気なくつけたテレビで 梶芽衣子が出演している女囚セブンを眺める。
梶芽衣子まで出しておいて 黒皮の手帳かよ・・・
女囚さそりじゃねーのか・・・・剛力ちゃんさそりするの
あぁぁ しねーじゃん。なんなの しかもタカシマ弟が父親って何これ!
この手の怒りは宮藤官九郎クラスの作家には実は棚から牡丹餅である。
牡丹餅喰いまくりである。
俺なら さそりをさ 満島ちゃんがやるのさ。
でもさ 女囚で?彼女は女囚というか刑務官じゃん?
満島さんに鞭でひっぱたかれたいという欲情すら
作家の創作の炎をたぎらせる。
じゃあ 捕らわれた姫を助けるのは
七人のこびと じゃなくて 五人のおばさんでいいや♪
かくして 一気にシナリオの骨格はできあがる。
而して リプレー吾郎は 結局伊勢谷裕介氏に決まる。
女装趣味の刑事ならぬ検事役には塚本高史君・・・・だが
磯山Pから女装趣味は駄目という御達しが。
金子Pはオーケー牧場だったのに。
塚本サイドからか? ちきしょう やりたかったのに
女装して 内股になって 
「どーせ私は ば、ばかよ」っての!

 宮藤官九郎さんは 小学生時代の同級生に
馬場佳代さんという少女がいたのである。そして彼女は
滅法育ち過ぎた大きな小学生だったのである。
しかも 佳代さんという名前が哀しいくらい 色も黒く
背も高く プロレスラーにありがちな顔つきでもあった。
しかも 運命のいたずらか 馬場姓であった。
それでいて せつないほど引っ込み思案で おどおどしていた。
その同級生の口癖は 
どーせ 私は ば、ばかよッ!だったのだ。

彼女と塚本高史さんが外見上似ている点はなかったのだが
いかんせん マンハッタンラブストーリーで
奇妙な役設定を果敢にこなした俳優との久々の仕事が
脳内空間で 無理矢理な設定を用意することを
義務のような いや 強迫観念にしていたのであった。

そうか そういうことか

宮藤官九郎さんは 
いきつけの北区の精神科医の退行催眠から
目を覚ますと 漸く 小泉今日子さんの役名を
馬場かよにすることで
なんら問題も無いことに気付くのであった。
おしまい。


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束の間のドラマウォッチング [映画 ]


『やすらぎの郷』については
それこそ毎週でもつらつらと書く事はございますが
まぁ 此処ではやめておきましょう。
浅丘ルリ子さん 巧いよぉぉお ぐらいに。

○『コード・ブルー』CX

新垣結衣さんと戸田絵梨佳さんがご出演ですので
そら チェックしますけど あたしゃこのシリーズ
駄目なんだ。どーしても 米国製の『ER』と比較してしまうから。
あっちは新人でもアグレッシブで 知ったかぶりして
余計なことまでするヤツラばかりだけど
大丈夫かぁ日本・・・てな思いもするし
にしてもドラマが浅いよ。人間を描こうとしていない。
長谷川伸を読んでしっかり人間を見詰める視線を学んでほしい。
どいつとこいつを描くとこういうシナジー効果があるとかさ
こういう病とこんな傷口が構成されると意外な
光景が人間の心の奥に見えてくるとかさ 
美学校で高橋洋先生か西山洋一先生におせーてもらいなさい!
いきなり『ER』レベル求めやしません。
米国と日本じゃ生きていく厳しさが土台からして違うのだ。
どれほど我が国は未だ恵まれているかを感じ知るために
このドラマを観るのもよいけれど。
ガッキーと毎週会えるから。tVerでも『雪肌精』とノアのCM観られるし。

○『わにとかげぎす』TBS

『カルテット』でクドカンさんのフラダンスを絶妙なカメラ位置で
ショットし ぬかりなくアングルで語る術をお持ちの
坪田監督だったので 観ました。なるほど 相変わらずアクション繋ぎも
温故知新的というか古典的ハリウッドスタイル。
特筆すべきは本田翼さんの良さを引出している。
綺麗綺麗に撮るのではなく シルエットを巧く使って
彼女を魅力的に見せている。『安堂ロイド』の時に可哀想な起用をした
罪滅ぼしとして有り余る出来栄え。彼女の出世作又は代表作になるだろう。

○『黒皮の手帳』テレ朝

『女囚さそり』のやり損ないになってしまった『女囚セブン』でも
黒皮の手帳とか言っておりやしたが へぇ こっちがほんまもんどすえ。
とはいえ アタクシ 不遜ではございますが松本清張さんの小説って
どれも面白いと思ったことないんどす。って京都弁みたいになるのは
『女囚セブン』の剛力彩芽さんが舞妓はん役だったんどす。
戻します。こちらの主演は国民的美少女の武井咲さんです。
相変わらず笑顔は 吉永小百合さんとよく似ています。
そしてネット上では彼女の演技の評判が悪い。
アタクシは 全く上出来だと思います。ただ初回でいきなり
銀座に店持つまで一気だったから 観る方の目がついていけない
つまり動体視力の芳しくない方々には 武井咲さんの芝居の 
微妙な陰影を感覚できなかったかもしれない。
はっきり言えることは 念書を奪いに行く時に 
あの装いをさせたディレクターの感性の無さの方を
嘆くべきかとアタクシは思う。
鎧としてのハッタリボディコンは 笑うぞなもし。
まぁフランス製のスーツあたりが穏当だろうね。
チェックし続ける可能性は 低いかな。
武井さんがテレ朝で天気予報士をしながら事件を解決する
ドラマがありましたが あれは 彼女にフィットしていて
無表情を通す芝居に 寧ろ いぢらしさすら覚ゆるほど。


 やっぱ 一スジ 二ヌケ 三 ドウサだな と思う。
 一番大切なのはシナリオ 二番目は 撮影手法
 三番目に 芝居 仕草 アクション。
 日本映画の父と謳われたマキノ省三監督の有名な
 映画についての 箴言でごわす。おいどんもよしごわす。
 って鹿児島弁がどうして口を突くのかは 謎である。
映画にしろドラマにしろ 動く絵 が根本なのです。
オペラとか歌舞伎とかは 寧ろ
音の世界が優先すべきなのです。舞台の芝居もそうです。
もともと 舞台の演劇ってのは 詩の朗読から始めっているし。
やはり三次元的なのであります。映画やドラマは三次元じゃない。
やっぱり 二次元の世界なのですよ。音による立体化感覚。
ゴダールがソンイマージュとして追究したテーマは
気高いわけですよ。 立派だなぁ ゴダールって。
やっぱり物理学的な又は数学的なアプローチになっちゃうんだね。
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やすらぐことなどないじゃないか [映画 ]

えぇ テレ朝の『やすらぎの郷』のことです。
八千草薫さんが 凄いッたらありゃあしない!
浅丘さんも加賀さんも ねぇ~ なのだった。
石坂浩二主演というのは 最高の強味だわ このドラマ。
しかも未だ一か月だってのに ドラマが次から次へと
巡る巡る季節の中で の方が主題歌としてよかったかもしれないと
思う事すらある。中島みゆきさんも北海道だけど松山千春さんは
もっと富良野に近いとこの人だし  
ねぇ~。

この企画を蹴ったという噂がある凋落傾向の
お台場のテレビ局さんは もう どうしょうもない。

 テレ朝は『女囚セブン』という深夜ドラマもやっている。
演出は私の嫌いな『SPEC』の監督のエピゴーネンが
やっているから TBSの『小さな巨人』の演出陣よりも
ランクが低い。包みのくだらない異化作用なんざ邪魔だ。
『女囚セブン』は剛力彩愛さんが芸者で
高島政伸演じる悪い代議士の社会的な悪行を暴こうとした
親友の芸妓殺害の濡れ衣で・・・ってその京都の置屋の
女将を演じるのが 女囚さそり で活躍した
梶芽衣子さんなわけで。それが面白い。シナリオ単純。
剛力さんが白塗りで芸妓として和服で踊る姿を観ると
ボタニティーアート(植物や虫を写真のように描くこと)出身なのに
喜多川歌麿は なぜ こんな風に女性を描いたのかしらという疑問が
いきなり溶解するのである。 そうか 江戸時代の美人って
彼女みたいな顔だったのだね。なるへそ。
ところで
歌麿や山東京伝を弾圧した 松平定信って人は
ボタニティアートの絵師を家臣にしていた。
星野文良である。その作品と落款は残っている。
この人が 後に 歌麿になるという小説を
まぁ 読みたい人は そんなにいないかな。
じゃあ 書くの止めよう。ちなみに 写楽は
なんのことはない 山東京伝のことですから。
法政大学の総長 田中優子先生の説、
一発御名答なのですが まぁ長くなるのでやめましょう。

 糸井さんの『ほぼ日』には あの『JIN』や『私を離さないで』の
シナリオを書いた森下佳子さんが ドラマ大好きコンテンツを
掲載してるのであります。 対談で。
私のブログのような否定 腹黒 批判 無し
まるで 淀川長治や山田宏一が映画に対して向けた
絶対的な愛情を 彼ら『ほぼ日』のドラマチェック班は
致すのである。 火10の『カルテット』後のドラマは
原作の漫画家さん自体が 
「登場人物に一切感情移入せずに描いている」
のだそうだ。 森下さんは それを 実験的と評価し
ドラマも それに即してちゃんと創られている・・・のだそうだ。
私なんぞは 頭が固いから 
作者が感情移入しねーんじゃ 
感情教育の役目を果たさないじゃないか!と怒髪天を突く。
ところが そんな 否定を東大で蓮實ゼミを受講していたはずの
森下さんですら 口にされない。 
これは立派な事ですよ。テレビドラマを徹底的に愛すことの方が
表層批評をするよりも『ほぼ日』においては 優先するのです。
といって表層批評を提言された蓮實重彦先生は ヨドチョウさんぐらい
映画を徹底的に愛し 観まくり男くんですから 誤解のないように。

 TBSの『小さな巨人』は オロナミンCの開発秘話ドラマ・・・
ではありませんでした。 
『MOZU』で 異常な芝居をしてみせた
長谷川初巳さんが 岡田将生さんと 口を歪めあって
精神的ホモ刑事世界を 生真面目にドラマにしている。
これは 意外に面白い。日曜劇場は 勧善懲悪に固定した
TBSの勝利ですよ。 筋はどうってことないけど。
キムタク医者ドラマのチームよりこの演出チームの方が
『逃げ恥』『カルテット』チームに近い。
『半沢直樹』で鍛えられたチームらしいが 顔のアップは
あと 15パーセント サイズ引いた方がいいと思う。
半沢より 真正面にしないのは 頭がいい。
真正面ショットなんて ほぼ在り得ない。
NHKの故・バカベンしかやらないの あーゆーことは。
おぉぉ オイラのドラマ評は 悪意に満ちているなぁ
これを読んで気分が悪くなった方は 『ほぼ日』に
飛んで ドラマをヨドチョウさんのように愛してやまない
人々の 好意に満ちた 世界で毒消しなさいませ。

※ でも 観てないのでなんなのだが
  森下佳子さん NHKの大河で
なんで 井伊直虎なんぞ引き受けちゃったかねぇ・・・
あのね 上杉謙信が女だったといのは かなり可能性高い。
そっちを やるべきですよ。井伊直虎が 武田の赤揃えを
別段継いだわけでもない リリーフ的登場で 謙信が
女性だったから まぁ 許された処置だったわけですから。
八千草薫さんの『ねぇ~』で この文章を締めます。
ねぇ~
★ 上記 俳優さんの名前表記に過ちが在ると思いますが
   訂正しておりません。 ごめんねジローです。
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暫くは やすらぎの郷ウォッチングでしょうね [映画 ]


『逃げ恥』『カルテット』と半年間 TBSのテレビドラマが映画に越境する
その有り様を 堪能させて頂いて それぞれのロスに見舞われるかと
思っていたら 予想外のところから 奇妙な 古い 懐かしい
日向臭い 『やすらぎの郷』という 飽く迄テレビドラマの枠に
しがみ付く世界に 不意打ちを喰らうのであります。
もう この世界には 戻れない。 だが 懐かしいことは
味わいが 在る。 だけど このドラマが映画へと越境する事は無く
古い映画の名残だけが 残滓として目撃されるだけだ。
ボギーことハンフリー・ボガードの愛したカクテルを
カサブランカという名の ちと気恥ずかしい名前のバーで飲むとか
化け猫女優は 入江たか子さんのことだろうけれど
彼女は晩年に化け猫を演じたのでなく 
嘗て華族出身の御姫様だった人が 追い詰められて
仕方なく 化け猫映画で 商売に徹しただけのことは事実。
しかも 名匠溝口健二監督と 傑作『滝の白糸』以来の
仕事で ついつい東京下町育ちの監督らしく
怒りにまかせて発した「なんですか その芝居は 化け猫じゃないか」
というキツイ罵声が 飛び 入江さんがショックで降りる降りないの
事態になって 大騒ぎなんてことを このドラマを観て
思い出すアタクシみたいなのは この世にもうそうはいない。
但し 入江たか子さんが 黒澤明監督の『椿三十郎』で
とても優雅な そして機知に富み、且つ艶やかなお姿で
某藩の家老の奥方を演じているのも アタクシは思い起こすのである。

まぁ それはそれとして。

しかし 浅丘ルリ子さんが 石坂浩二さんの首っ玉に飛びつく姿を
ドラマの枠組みを飛び越して妙に グッと来た方々は多いだろう。
『二丁目三番地』という倉本作品でこの二人は本当に結婚しちゃったもんね。
♪過ぎた日の微笑をみんな君にあげる なんてドラマのテーマソングの
歌詞まで 石坂さんは書いてました。
アタクシタたちガキどもは ♪杉田玄白ごめんね 君に全部翻訳させといて
本を貸しただけの前野良沢 つう 歴史的にも不実な替え歌を
拵えていたものだった。
そして その横で 元恋人の加賀まり子さんが 複雑な笑顔を浮かべている・・・
反則技ですな。 スゲー反則技。いきなりドキュメンタリーだもんな。

 原節子さんを模したと思われる役柄で 八千草薫さんが美しく在られる。
ハッキリ言って 八千草さんがご出演してりゃあ アタクシなんざ
観るの。『小さなおかしの家』というTBSのドラマだって そうだった。
八千草さんがお目当てだった。そのドラマは意外な拾いモノでしたけどね。

この八千草薫さんのお若い時のスチールが映し出されると
この方は 未来からタイムスリップしてしまったのかしら? という
奇妙な感覚に 我々をそわそわさせられる。
時代を超越した美貌の持ち主であり続けている。
それでもって 声が 独特で 可愛い。いわゆる
そこいらにどこにでもある かわいい ではなく
可愛いのである。何処を捜しても早々見つからない可愛さである。

 遠藤周作さんが有牛麦子嬢なる女優に招かれ
「遠藤先生 アタクシ セックスピアーの何を演じたらよろいかしら?」
と訊ねられて 鼻の下を長くしている様子を
安岡章太郎さんと吉行淳之介さんが 其々面白おかしく書いてらした。
その有牛麦子嬢とは 有馬稲子さんですけどね
小津安二郎監督の『東京暮色』と『彼岸花』にご出演でしたが
とても セックスピアーなんぞと仰りそうな感じじゃあ無い。
だけど おそらく この二本の映画にご出演の頃に
遠藤周作さんや大江健三郎さんを 招いて ご相談されてたようですな。
その有馬さんも このドラマで相当何やら仕出かす気配でございます。

しかし倉本聡さんは 映画のシナリオ書くと駄目だったなぁ
どうしてもっとマキノ雅弘監督に食らいついて教えて貰わなかったなぁ
マキノ雅弘監督は 構成も台詞も シナリオライターと助監督を
宿屋に呼びつけ 三日三晩語りっぱなして 書き上げさせる
台詞の細かいとこは あんじょうよろしゆうたのんまっせ
とか何とか言って いざ 撮影現場になると
俳優女優とリハーサルしているうちにドンドン台詞を変える 
助監督は ハラハラする。監督にそれとなく
「つながりますか」と声をかける 「つながるようにしまっさぁ」
と言い放ち 本当にちゃんとつながって しかも
シナリオよりよくなって完成するのが 
マキノ雅弘式映画術。 ま こんな天才は 彼しかいませんが。
でも このマキノ雅弘式映画術の遺伝子は 今
もしかすると 土井・金子・坪井のTBSディレクターズトリオに受け継がれている
可能性があると 私は 睨んでいるのである。
そうだそうだ
「やすらぎの郷」の藤田明二監督も 勿論 ベテラン。
手堅いカット割り。観賞しやすい丁寧なトラベリングやティルトを
お遣いくださりお見事。素晴らしいッ!

 立木義浩センセーの加賀まり子さんの写真集ってのが 
撮る方も撮る方だし撮られる方も撮られる方ですよっ!というほど
素敵なのでありますが もう 国宝になってしまっているらしく
なかなかお目にかかれないのが 残念でございます。

※ なにやら ぐちゃぐちゃな文章を長々しく書いてしまいました
   すいません♪ 春だから 桜咲いているし 御赦しを。
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やすらぎの郷 ~tVerでやっててよかったぁ [映画 ]

倉本聡さんの企画・脚本テレ朝昼帯ドラマ!
石坂浩二さん主演で これから 加賀まり子さんと
浅丘ルリ子さんとも共演されるし 
なんと言っても ほぼ日で なぜか糸井さんが日曜日に
ほぼ番宣をしてらしたので ほほほぉ と思った。

 いきなり 近藤正臣さんと小松政夫さんだもの
石坂さんは相変わらずいい声だし。
煙草喫うシーンだって いいもんですよ。
そして 小料理屋 侘助の二階が
御徒町のとんかつや
蓬莱屋に似ているのも 演出家からして ベテランだねぇ
蓬莱屋の二階ってのが 小津映画っぽくって大好きだった。
まぁ それはそれとして 
確かに このターゲットセグメントは 成功するでしょう。
オンエア時間帯も 良い。今時の若い衆に
この豪華キャスティングの有難味なんて
わからないだろうしね。猫に小判だし 勿体ない。
それでも 中には このドラマが描く 虚ろなる 自分たちも
いつか必ず迎える老境の行く末に対して 覗き見してしまう若い衆も
ドンドン増えてくるのじゃないかしら?
かなり お伽噺設定だから 想定外の視聴者層の広がりも
無きにしも非ず。 公共放送の若い衆おもねりの朝連ドラが
余りにもつまらなさすぎるらしいのだが だいたいテレビを視聴したがらない
層に向けて 今更の若手女優起用にだけ重きを置いて
『逃げ恥』『カルテット』ほどの仕掛け満載の知能指数の高さも無い。
誰がそんなもの観るかね?ターゲットの設定自体できねぇんだ
あの公共放送局のプロデューサーは。
このドラマは 公共放送の最大の脅威になるでしょうね。
倉本さん!してやったりですなぁ 
で 今はキャスティングされていないショーケンもバッチリ
登場させちゃったりして下さると 尚一層 我々昭和30年代世代まで
このドラマから目が離せなくなる。
たとえばですよ
『相棒』の右京さんっぽい気障な美術デザイナー役の水谷豊さんに 
オカマっぽいヘアー&スタイリスト役のショーケンが 
アニィキーぃぃと絡む・・・・・・
なんていう顛倒したシーンなど想像するだに 奮い立つ。

ちなみに 『逃げ恥』のDVDは発売記録を早々に樹立している。
ドラマと映画の垣根が無くなった瞬間である。
後は利益分配の法的整備だけだ。まぁ 米国の『X‐File』を
基準値にするだろうけどね。 つまり スポンサーは
広告媒体を買うだけでなく
売れるドラマの投資も兼ねるという事態も テレビ局は
ビジネス構築できるということでもある。 
人材を大切にすることだ。若いから人材だかどうだか
解らないし 米国でMBA取得しているったって ターゲット設定すら
誤るんじゃ なんだね その資格ってのは・・・。

 このドラマも ひょっとすると
そういうビジネスをすることになるかもしれない。
繰り返し観ることが愉しいような サムシングエロスいや
something elseをどうやって 仕込めるかでしょう。
新しい顧客の創造とは 若年層を狙うことじゃない ってことを
テレビ局は 心せねばならないマーケティング環境を自覚し
質の高め方によって新しい市場を創造する可能性があることに
目覚めるべきだと 私は 思うのであった。


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カルロスを愉しむべきかと。 [映画 ]

カルテット ロスを略して カルロス。
なんだかスペインの王様みたいだ。

しかし ドラマのTBSは 復活したようですね。
土井・金子・坪井といったディレクター陣は
『JIN』を担った方々でもある。
一方で 日曜は勧善懲悪ということで
検事・クリュウコウヘイを 医者にして 懲悪を疾病に置き換え
やはり 浅野忠信さんの演技力でなんとかかんとか
視聴率を稼ぎ出したけれど 
『逃げ恥』から怒涛の『カルテット』で
映画とテレビドラマの垣根を取っ払い
繰り返しみたくなる 映像と音が織りなす感情教育が
ホームドラマを主旋律にしてこれからも奏でられていくことを
世間の片隅から 祈り願うばかりであります。

ところで 前回のスティックボムなるドミノゲームシーン。
あれはテスト本番テイクで 本当は すずめが
スマホで撮影するなんて なかったんじゃないかしらね?
松田&高橋両氏が 余りにもリラックスしていて
松&満島両氏は とりあえず やってみませう のノリで
あやうく 役名でなく 高橋さんとか松田さんとか叫んでいたような
いないような。あの手のモノを遣う時は
次のテイクの為に近場に7割程度組み立てたのを用意し
とりあえずは テスト本番を一番最初からするけれど
おそらく一発OK想定していなかったから
すずめとしてでなく 満島さんが スマホ持って
追っかけたようにしか見えなかった。
だが あっさり 一発OK。ミゾミゾするぅう と叫ばれてましたが
そう 確かに 或る意味 ワンシーンワンカットというか
長回し移動撮影で溝口健二・感ありです。 
そのスマホ撮影カットを ドラマ内で流石に編集しなかったけれど
ドラマ公式ツィッターで公開する。 
そうして 観衆は 双方向感を疑似的であれ体感しながら
感情教育の世界にどっぷり浸る 愉しみ方を切り拓かれてしまった。
これは 面白いことかもしれない。
映画が 別の段階へと足を踏み入れたかもしれない。
3Dとかコンピューターグラフィックなどの
文字通りのモノモノしさ ではなく 見ず知らずの人々が
一斉に想いを語り合い 感情を溢れさせてしまうのは
このドラマの登場人物たちと同じ感情を追体験してしまっている。
これを ただ 商売に遣う方々もおられるだろうが
これを もっと 崇高な世界へと導く手立てにできる人々いるはずだ。

リスが 小さいおにぎりを頬張るショットは 各自自己の記憶映像で
脳内再生するより他はかなったが ちょろりと アニメっぽいリスが
出てきたり このスタッフは サーヴィス精神が旺盛だ。

あのサイコパス娘が 「人生なんて ちょろい」と大笑いするショットを
多くの人が 嫌悪感より 寧ろ共感というか ホッとしたようだ。
なぜなら 彼女は 観衆としてカルッテトドーナツホールに
見惚れていたから。 
惜しむらくは 巻幹生と鏡子の親子が
絡み込めなかった。 それとて
このドラマにはまり 愛した人々は カルロスの中で
自分なりのバージョンを脳内に紡ぎだす喜びに出遭うだろう。
いっそ 公式ホームページに 様々な人々の
其の後のドーナッツホールのドラマのあらすじ投稿を暫く受け入れて
全てを公開しておくといい。 それが このチームを
更なるドラマを企てる素晴らしい 何かになるだろうから。

 劇中 カルテットドーナツホール宛の
手紙が のくた庵に届く。痛烈な批判である。
なぜ あなた達は 下手くそなのに 演奏者を続けるのか
その手紙の主と思わしき 野球帽を目深に被った
楽器を携えて客席から 観衆として見詰める女性が
台詞一つなく きちんと画面に登場していた。
あて推量でしかないけれど
あの手紙は ドラマのホームページのBBSに
書き込まれたりしていたものかもしれない。
そういう文面の手紙が TBSに届いていたのかも。
それほど このドラマに嵌り込んだ人が存在するかもしれない。
それを シナリオに活かしていたとしたら 途方もなく面白い。
と 私は思う。
あの役で椎名林檎さんが出てたら変でしょ。
彼女なら もっとカメオっぽく のくた庵の席で
ご飯食べてたりするんじゃないかね?
にしても 坂本美雨さんが 演歌歌手の母親役ってのも凄かった。
あの歌 彼女が作ってたりするのか という勘ぐりもしたが
ありえない。ありえない。
というか あの役で林檎さん出演してたら
どうなってたでしょうか? という想像するだけでミゾミゾする。


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